大阪のカジノ構想は他の候補地をリード

民泊サービス最大手のAirbnbが発表した「2017年世界の注目観光地ランキング」にて、大阪市此花区が世界第4位に選出されました。これは、2016年ランキングで首位に輝いた大阪市中央区に引き続いての快挙です。此花区と言えば、日本を代表するテーマパークのひとつ、ユニバーサルスタジオジャパンの所在地です。しかし、それだけの理由で選出されたわけではありません。此花区では大規模なまちづくり構想が練られていることも理由のひとつです。舞台は、大阪湾に浮かぶ人工島である夢洲です。面積390ヘクタールにも及ぶ大規模な人工島のうち170ヘクタールの土地に、カジノを含む統合型リゾートを開発しようという動きがあります。また、大阪市は2025年開催の万博の誘致に立候補しており、誘致に成功すれば夢洲が主要な舞台にすることを計画しています。

カジノを含む統合型リゾートの開発地に夢洲が選出されれば、さらに外国人観光客の集客力が高まることは言うまでもありません。その理由は、他の候補地に比べてスケールの大きな統合型リゾートの建設が可能だからです。リゾート開発候補地の面積で比較すると、有力候補である横浜市の山下埠頭は約47ヘクタールであり、同じく長崎県佐世保市のハウステンボスは152ヘクタールです。170ヘクタール以上の土地が確保できる夢洲は、規模の面で圧倒的です。しかも、基本的にゼロベースで開発できる点でもメリットがあります。また、カジノを成功させるために必要不可欠な、外国人富裕層を呼び込むための施設を建設するさまざまな計画が立案されています。具体的には、富裕層向けの宿泊施設を積極的に設置することや、富裕層が高度な医療を受けられるような施設を誘致することが検討されています。万博に絡めたエンターテインメント施設を設置することも計画のひとつです。これらが実現すれば、アジアを代表する統合型リゾートが完成することになります。

大阪には、既にユニバーサルスタジオジャパンや海遊館をはじめとするアミューズメント施設に加え、日本の文化を味わうことができる豊富な文化財が点在しています。既存の設備と差別化した統合型リゾートが実現し、夢洲を結ぶ交通インフラが十分に整えば、相乗効果が期待できます。その経済効果は、おそらく他の候補地では実現できないような数字になるでしょう。問題は、大阪の外国人観光客の増加の勢いが予想以上に高いことです。長期滞在の観光客も多く、宿泊施設は予約が取りにくい状況が続いています。ここに新たなカジノを含む統合型リゾートができれば、キャパシティの問題で、エリアを訪れた観光客の満足度が低くなってしまう可能性があります。この点をいかにして克服していくのかが、大きなカギとなるでしょう。
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